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「債務整理」に関するQ&A

債務整理後のキャッシング利用はできますか?

  • 文責:所長 弁護士 安藤伸介
  • 最終更新日:2025年9月18日

1 少なくとも一定期間はキャッシングの利用はできなくなります

債務整理をした後は一定の期間が経過するまでは、キャッシングの利用はできなくなることを覚悟しておくべきだと思います。

その理由は、債務整理をすると信用情報に事故情報が登録されるためです。

事故情報は一定の期間が経過すると抹消されキャッシングの利用は可能となりますが、抹消されるまでの期間は任意整理、個人再生、自己破産でそれぞれ異なります。

また、信用情報から事故情報が抹消された後も注意すべきことがあります。

以下、事故情報が抹消されるまでの期間と、抹消された後のことについて説明します。

2 任意整理と事故情報が抹消されるまでの期間

任意整理をすると、一般的には残債務の元金と和解日までの遅延損害金の合計額を3~5年程度で返済することになります。

信用情報を管理している信用情報機関は3つありますが、最も長いもので、事故情報は任整理後完済をしてから5年間経過後に抹消されるとされています。

3 個人再生と事故情報が抹消されるまでの期間

個人再生をすると、法律に基づいて債務総額が減額され、減額後の債務を再生計画に従って3~5年間で返済することになります。

個人再生の場合も、再生計画に基づいて債務を完済した後、5年間が経過すると事故情報が抹消されるとされているようです。

4 自己破産と事故情報が抹消されるまでの期間

自己破産をすると、原則としては保有している財産が換価され、その売却金を債権者への支払いに充てた後、返済し切れなかった部分については返済を免除されます。

任意整理や個人再生とは異なり、自己破産をした後は返済をする必要がなくなります。

自己破産の場合には、破産開始決定の日から7年間が経過すると事故情報が抹消されるとされています。

5 事故情報が抹消された後に注意すべきこと

まず、信用情報機関が管理している信用情報から事故情報が抹消されても、債務整理の対象となった貸金業者等においては、キャッシングの利用はできない可能性があります。

貸金業者等は、社内で独自に債務整理をした履歴を保存していることがあるためです。

次に、仮に事故情報が抹消されてキャッシングの利用が可能となったとしても、できる限りキャッシングを利用しないようにすべきです。

もともと、収入と支出の管理ができなくなってしまったことが原因となって債務整理をせざるを得なくなったのですから、家計の管理をしっかりと行い、借金をしなくても生活ができるようにしていきましょう。

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